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「ガンジー」

私は今まで一人の人間をあんなにデカイと感じたことはありません。何度踏みつけられても全てを受け入れ、がっしりと皆を支える大地のような人だと思いました。あまりにも偉大です。

《作品内容》
インド独立の父として知られるモハンダス・カラムチャンド・ガンディーの生涯を描いた歴史大作。

若き日に南アフリカで公民権運動に参加していた時のガンジーを見て、私は偉い人だなぁと思いました。それはすごく勇気のいることだし、それだけでも十分歴史に名が残るくらい素晴らしいことなのですが、あの時のガンジーを見た私は唯単に“偉いなぁ”としか思いませんでした。

人の為に尽くした歴史上の有名人を描いた作品を今までにも何本か見たことがあります。私はそのたびに感動し、こういう人間が過去にいたんだということを自分なりにかみ締めてきました。若き日のガンジーにはそれまでに映画を通して見て来た人物達に対するものと同じ感動を覚えたのです。

しかし、晩年のガンジーはどうでしょう?今までに感じたものを遥かに越える果てしないデカさがあります。悠然とそびえる山のような、果てしなく広がる大地のような、静かだけれどものすごいパワーを感じるのです。あれが何かを悟った人間の姿というものなのか?ただただ圧倒されてしまったのでした。

そこで、注目すべきはガンジー役のベン・キングズレーです。もし、キングズレーが本物のガンジーならば、私が受けた衝撃は説明がつきます。今までに無い特別な印象を持ったのは作り物ではない本物のガンジーが持つパワーに圧倒されたということになると思うからです。しかし、キングズレーはガンジーを演じている役者で、ガンジーではありません(当たり前だけど)。なのに、あのスケール感を出せるキングズレーっていったい何者なの?あぁ、アンソニー・ホプキンスを越える名優がこの世にいたなんて・・・。世界は広いなぁ・・・。

本作を撮るにあたって、ネール首相が監督に「ガンジーを神格化しないで欲しい」と言った意味が何となくだけど分かるような気がします。人が人として人の為に何ができるのか?その究極の姿を見せられたような気がしました。死ぬまでに一度は必ず見ておくべきです。

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販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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