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「コーヒー&シガレッツ」

約二ヶ月ぶりの更新です。お久しぶりです。

《作品内容》
舞台はカフェ。テーブルの上にはタバコとコーヒー。
一貫した設定のもと作られた11本のショートストーリー。

例えば映画中に登場した全ての人物に「どこで何をしてきたの?」と同じ質問をした場合、彼ら全員「コーヒーを飲んでたんだよ」と同じように答えると思います。そう、彼らはみんなお店でコーヒーを飲んでいた、それだけです。
言葉で行動を説明すれば、みんな同じことをしていたということになりますが、実際はそうではない。どのような気持ちで目的でその店に居たのか?誰といたのか?どんな話をしたのか?人の数だけ物語がある。当たり前のようで、よくよく考えてみると何だか素敵なことを発見したような、不思議な気持ちになる作品でした。

コーヒーとタバコ。この二つに共通することと言えば中毒。中毒というのは決して良いことではありません。しかし、この映画においてはこのタバコとコーヒーという小道具がとても重要な意味を成していると思います。中毒になると言うこと自体、あまりかっこ良いことではない誰もが隠したい部分。素の部分です。この11本の物語の内容は様々ですが、どの物語でも人間の素の感情。しかもかっこ悪い部分の素の感情がよく表現されていると思いました。なので、どの話も笑えるようで素直に笑えない。何だか自分の記憶に残る忘れたい過去を思い出させるようなしょっぱい気持ちにさせられてしまいました。

でも、だからこそ心に響くものがあるというか、『人間ってこんな生き物、かっこ悪いけど愛すべき生き物』という感じがしてきて、見終わった後、何だか素敵な気持ちになったのです。温かいです。

見ていてる途中、ファミレスの薄くて不味いコーヒーがとても飲みたくなりました。一杯1000円とかする美味しいものでなく、おかわり自由みたいな安いやつ。

コーヒー&シガレッツ コーヒー&シガレッツ

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2005/09/09
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» コーヒー&シガレッツ [いつか深夜特急に乗って]
「コーヒー&シガレッツ」★★★★(シネセゾン渋谷) 2003 [続きを読む]

受信: 2006年2月15日 (水) 22時49分

» コーヒー&シガレッツ [cinema capsule]
ただカフェでコーヒーを飲んで煙草を吸って人生について話をする−。 ただそれだけのシンプルな映画なのに、何故か心に残ってふとした時に フラッシュバックする。見る人によっては退屈極まりない(たぶん)映画 だと思うけど、私は大好き!ただ、煙草吸うのもいいかもと思わせて しまうのだけが難点(笑)。 11本のショートストーリーが一つになった映画だから、 見る人それぞれお気に入りのパートがあると思うけど、 最初に撮... [続きを読む]

受信: 2006年2月16日 (木) 01時02分

» コーヒー&シガレッツ(ジム・ジャームッシュナイト)@シネセゾン渋谷 [流線型事件]
12月17日のジム・ジャームッシュナイトに行ってきました。開場時間の少し前に行ったらぽつぽつ人が集まってました。今日は寝ないぞと気合いを入れて会場へ。上映作品は「コーヒーシガレッツ」、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」、「ダウン・バイ・ロー」の3作品でした。  まずはコーヒーシガレッツから。 コーヒー シガレッツ (初回限定生産スペシャル・パッケージ版) ロベルト・ベニーニ ジム・ジャームッシュ スティーヴン・ライト 関連商品 ジム・ジャー... [続きを読む]

受信: 2006年2月16日 (木) 15時26分

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