« 「初恋のきた道」 | トップページ | 「バタフライ・エフェクト」 »

「サロメ」

「カルメン」「タンゴ」「サロメ」。この3つのタイトルをレンタルビデオ店に行く度によく目にしていたのだが、このうちカルロス・サウラの作品は「サロメ」だけだった。立て続けにカルロス・サウラ作品を見ようと思っていた私はがっくり。見たいな~、カルロス・サウラの「カルメン」。

《作品内容》
フラメンコとバレエでオスカー・ワイルド作「サロメ」の世界を表現。前半は舞台裏のドキュメンタリー。

物語というのは言葉があってこそのものだと思っていましたが、この作品を見てそれは間違いであったことに気付きました。前半のドキュメンタリーは別にして「サロメ」の劇中では台詞が一つもありません。物語を表現するのは体の動きと表情、そして音楽だけです。前半で物語の大まかな内容が語られていたとはいえ、「サロメ」を知らなかった私にそれを理解させたのはダンサーたちの表現力でした。ストーリーだけでも見ているものに理解させるのは大変なのでは?と思うのですが、その場の雰囲気から登場人物の感情から、その物語の世界が本当に丁寧に表現されていて、視覚から直接私の心に焼き付けられたような不思議な感覚です。

一番印象的だったのは、サロメが王の前で一枚ずつ服を脱ぎながら舞う場面です。最後にヨハネの斬首を願い出る時の表情がすごくいい。
私はダンサーというものを誤解していたようで、物語の登場人物になりきり演技をするなんてダンサーの範囲外だと勝手に思っていたのです。それは俳優さんの仕事だと。だけど、それは大きな間違い。サロメという女性を体全体で表現しきったアイーダ・ゴメスに私はとても感動しました。これを見てから「イベリア~魂のフラメンコ~」を見れば、もっと良かったんだろうなと思います。

サロメ サロメ

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2004/05/19
Amazon.co.jpで詳細を確認する

~Link~

サロメ@映画生活

|

« 「初恋のきた道」 | トップページ | 「バタフライ・エフェクト」 »

「映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/34813/823671

この記事へのトラックバック一覧です: 「サロメ」:

« 「初恋のきた道」 | トップページ | 「バタフライ・エフェクト」 »