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「幸せのちから」

もっと気楽に観れる映画だと思ってたのにね。お気楽映画とは程遠いものでした。

《あらすじ》
クリスの一日は一人息子のクリストファーを保育所に送ることから始まる。
家族思いのクリスは、息子の為に妻の為にと一生懸命働くものの上手くいかず、妻の稼ぎに頼る日々。家賃は滞り、税金も滞納し、家計が逼迫していく中とうとう妻は家を出て行ってしまう。
ある日、通りを歩いていたクリスの目の前に一台の高級車が止まる。車から降りてきた裕福そうな男に思わずクリスは声をかけた。「仕事は何を?どうしたらあなたのようになれるのか?」
男が株の仲介人であること、学歴に関係なく証券会社の養成コースを受講すれば社員になれる可能性があることを知ったクリスは早速ウィッター社の養成コースに願書を提出。みごと合格する。

117分のうち40分くらいは不幸な感じで、あとは幸せに向かっていくだけのお話だと思っていたのですよ。なのに117分中100分くらいはずっと不幸でした。途中で見ているのが苦痛になるくらい不幸でした。こんなに不幸だとは予想もしていなかったので、本気で凹みました。

親にとって子供に十分なことをしてやれないというのは何よりも辛いことだと思う。駅のトイレで一晩過ごさねばならなかった時のクリスの涙。痛いくらいに気持ちが伝わってきて私も苦しくなった。自分は何て無力で情けない人間なんだという思い、息子に申し訳ないという思い、どんなことをしてでもこの状況から脱しなければという思い。いろんな思いが極限まで膨らんで、もう頭の中はぐっちゃぐっちゃだったんだろうと思う。でも、その中でも決してやけにならず、誰にも頼らず、やるべき事をやりきったクリスは本当に強く賢い人間だと思った。

クリスの日記を振り返るように、報われるまでの日々が淡々と描かれる。静かな、そして感動的なラスト。赤く潤んだクリスの瞳がこれまでの全てとこれからの始まりを物語る。愛する息子さんといつまでも幸せで居て欲しいと願わずにはいられない。

幸せのちから コレクターズ・エディション 幸せのちから コレクターズ・エディション

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2007/07/25
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幸せのちから@映画生活

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