「最高の人生の見つけ方」
《あらすじ》
自動車修理工のカーター。いくつも病院を経営する大金持ちのエドワード。
偶然同じ病室で過ごすことになった二人には、余命6ヶ月~1年という悲しい共通点があった。二人の出会いは最悪なものだったが、次第に友情が芽生え始める。
最後の日をただ待つのではなく、やりたかったことを全てしよう!と決意した二人。
“棺桶リスト”なる“やりたいことリスト”を作り、二人は最後の旅に出る。
“死ぬ”ってすごく怖いと思うんです。
ていうか、私はとっても怖いです。
自分の余命を知らされて、正直冷静で居られる自信はありません。
そんな時に二人は出会いました。
カーターが死ぬまでにしたいことをリストにまとめていたのを見て、旅を提案したエドワード。
二人は冷静ではいられなかった。
だから、リストを見たエドワードは旅を提案し、カーターは共に旅をする決意をした。
私はそう思います。
エドワードは孤独でした。4回も結婚をしたにもかかわらず離婚をし、娘とも疎遠。
カーターと旅をすることで、少なくとも死を目の前にして“何をしていいのか分からない”という状態からは抜け出せる。
しかし、カーターとの旅にはそれ以上の意味がありました。
最高の友を得、そして最愛の人と再会できた。
彼は孤独から抜け出し、温かい気持ちで最後の日を迎えられたのではないかと思うのです。
一方、カーターは家族を愛し、それに満足しているものの、どこか物足りなさがあった。
子供をやっと一人前にし、妻も愛している。だけど、自分の本当にやりたかったことは何一つしてこなかった。
彼には死を目の前にして焦りのようなものがあったのではないかと思います。
だから、エドワードと旅に出る決意をしたのではないかと・・・。
しかし、旅を続けるうちにエドワードは気づきます。
自分の人生がいかに素晴らしいものだったか。がむしゃらに頑張って、大事に大事に築きあげてきた家族が自分の人生の勲章だということに。悔やむことなど何一つ無いと思い直したのではないかと思うのです。
人生の終わり間近になって出会った二人。
お互いの存在が、それぞれに人生の答えを与えてくれたように思います。
エドワードは嫌っていましたが、これこそ神の思し召しかも?
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